
上海一の繁華街の南京東路から2本奥に入った通りにあるお店。
過橋米線は雲南地方の名物麺で鶏がらベースのスープの上に
鶏油の層を作ってぐらぐらに熱したスープが冷めないようにして、
そこに生の肉や野菜などをしゃぶしゃぶのようにいれ、
最後に米から作った麺をつけて食べるというもの。
その辺の説明は一風堂の河原さんも上海で食べているので
リンク先で紹介がご覧になれま
す。
ここは河原さんが行った店とは違いますが上海のあちこちにあって
いずれも次から次へと人が入ってくる人気です。
この店の過橋米線は6元(約90円)から20元(300円)まであって
6元で8種類、値段が上がるごとに種類が増えて20元だと18種類の
具が別皿で出てきます。

小鍋米線
こちらは初めから具が入ってきますがベースは過橋米線と同じです。
6元から10元まであってこれは7元のもの。
ホーロー鍋にたっぷりと入っていて表面に熱々の鶏油が覆っていますが
その下のスープは
あっさりしてつるっとした麺がスープとなじんでいます。

店の前から外灘方面を望むと老上海のレトロな佇まいの向こうに
東方明珠塔が見えて新しさも同居しています。


と言うことでやってきました3度目の上海入り。
まずは南翔饅頭店で小籠包。
南翔饅頭店というと豫園にあるお店が有名ですが現在改装中で
9月一杯はお休み。
なので瑞金二路にある瑞金店へ。
豫園の南翔饅頭店は混み過ぎて大行列ですがこちらの店では、
ガラッと変わって小籠包以外にも家常菜もある庶民派の店で
観光客はまず来ません。
先にレジで食べるものを選んで注文し勘定は前払いです。
席に着いたら食券を渡すというシステムです。
ここでの南翔小龍包は8個入り3.5元(約50円
)の格安ぶりで、
蟹粉小龍包7元(約100円)、特色蟹肉小龍包14元(約200円)
の3種類です。

蟹粉小龍包
肉のうまみがたっぷり入った力強いこってりした小龍包です。
肉汁の多さと熱さはかなりのものです。
上のほうには濃厚な蟹みそが入って実に美味しい。
今の上海蟹シーズンはさらに旨みが増しています。
ここを知ってしまうとわざわざ豫園の行列に並ぶ
気がしません。


南翔饅頭店瑞金店の斜め向かいの交差点から泰康路に
入って少し進んだ一角に田子坊という路地に「泰康路芸術街」
があります。
昔の建物を洒落たブティックやカフェ・バー、ギャラリーに改装
した店舗が建ち並び小さな広場のテラスでは外国人の姿も目につきます。
有名デザイナーなどがギャラリーや事務所を構え上海のアートの発信地
となっているところです。
