洋館と静かな並木道が続く旧フランス租界地区、華山路にある丁香花園は1880年代に清朝の北洋艦隊の大臣、李鴻章が愛する丁香のために造った邸宅と36アールの庭園。
当時は彼女のためにたくさんのライラック（丁香）が植えられていたそうです。

その李鴻章の死後、庭園は様々な人の手に渡り継ぎ1900年代に入ってから、この丁香花園の邸宅は改造され、上海市内でも最高の品位と風格を有するガーデンレストランとして生まれ変わりました。
今では国の内外のVIPやエリート達もひっきりなしにこの店を訪れるそうです。
ディナーは予約が必要です。（日本語は通じません）
この日は南京ドンブリさんたちと総勢６人で食卓を囲みました。

主な料理は上海料理と広東料理で一流のシェフによる料理はどれを食べても很好吃！（とてもおいしい）
あまり油っこさは無く全体的に薄味で統一され日本人の嗜好にも合っています。
すずきの蒸しもの（明炉酸菜魚）など。

手前左は地鶏（ウコッケイ）の蒸し焼き（清遠走地鶏）。 中央は蟹味噌のかかった豆腐料理（蟹粉豆腐）。右側は芝エビの蒸したもの。

小籠包が登場。南翔饅頭店の庶民的な味わいとはまた一味違ったふっくらとした皮に包まれた中にジューシーな肉汁がぎゅっと詰まった上品な味わい。
その後、北京ダック、炭焼猪爽肉、金釣雲腿津白菜胆問など続々と登場しましたがいずれも美味。