ぜんやの塩ラーメン

キンレイから冷凍パック麺「あの店のラーメン」シリーズで、新座の行列店ぜんやの塩ラーメンが発売されましたので、なかなか食べるのが難しいぜんやですので、最近はめったに冷凍麺は食べないのですが、果たしてどのくらいの再現度なのか興味があったので食べてみました。

パッケージには、塩ダレは中国福建省の自然塩を使用し、「ぜんや」の指導のもと、キンレイが作りましたと書かれています。
開けて見ると、ぜんやと同じく、2種類のチャーシューとメンマ、ほうれん草、刻みネギ、そして中太麺が現れました。しかし、問題はスープです。果たしてこれを熱するとどんなものが出来あがるのか期待と不安にかられますが、とにかくそのまま火にかけてしばし待つことに。

5分ぐらい火にかけると、やがてじんわりスープが溶け出してその姿を現してきます。しかし、さすが冷凍されているだけあって中心部はなかなか柔らかくならずかなり手ごわい(笑)

やっと全体が柔らかくなってくると、あら不思議!表面にあのぜんやのスープと同じように透明な油が浮いてきて、それとともに普通の冷凍麺では経験したことの無いような出汁の風味が漂ってきます。

さて、いよいよ試食です。麺は意外とコシがあり、もちっとした食感で冷凍麺としてはかなりのレベルです。問題のスープですが、本物の鶏ベースの出汁の風味はありませんが、その代わり野菜系の椎茸の出汁のような風味が感じられますが、ベースの塩ダレはぜんやテイストを感じられるものです。具はやはり本物には遠く及びません。

最後まで食べてみての感想ですが、冷凍麺としてはかなりのハイレベルですが、やはり再現性となると本物のスープの深みには遠く及びませんので、やはりこれでぜんやの代用にするには無理があるようです。
ということで、やはりぜんやのラーメンを食べたかったら、あの行列に並ばなくてはいけないようです(笑)
(01.04.01)

キンレイぜんやの塩ラーメン
パッケージ

キンレイぜんやの塩ラーメン
調理前

キンレイぜんやの塩ラーメン
完成

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