[Qタローのラーメン情報室][所沢エリアのラーメン情報]

中華そば 阿波家 野木町 11:00〜14:00(土日祝 11:00〜15:00)水曜休み (毎年8月は白タレ食材漁のため休業)
中華そば 阿波家 栃木県下都賀郡野木町大字友沼5905-16 Tel 0280-57-9318

JR宇都宮線野木駅から線路に沿って古河方向に進み、野木幼稚園の角を右折してしばらく進んだ右側。
車の場合、国道4号線で幸手から小山方面に向かい利根川橋を渡り約10Km先の「すみれ食堂」の先の信号を右折して信号の右にセブンイレブンを見ながら150m先の左側。

2001年10月19日開店。以前、茨城県五霞町にあった「さくら家」がこちらに移って来て新規に開店。地鶏ラーメン研究会の本部店です。

ここの店主でもあり地鶏ラーメン研究会主宰の多田さんは行列店を目指すより、いつの時代も、誰からも愛される本物の味、そんなラーメン作りをコンセプトとしてこの研究会を立ち上げ今までに多くの店の開店を指導してきました。
素材にもこだわり夏には自ら海に潜って食材を手に入れるため8月中は休業となります。

埼玉では幸手の政宗ラーメンや菖蒲町のめんじゃらけを指導、他にも福島の伊達家、千葉の伊達家千葉店、館林の米屋、豊川の香生家といったいずれも地元の人気店の開店も指導しています。

店内には自家製麺室が設置され、ここで打ちたての麺を提供します。
店内は入ってすぐのところにテーブルがありますが、奥は座敷になっていてこちらでゆっくり食べることが出来ます。看板はもちろんテーブルやお品書きなどにも手作りの銘木が惜しげも無く使われています。店内では携帯電話もご自由に使ってください、子供さんも自由に遊ばせて楽しく食事をしましょうと書かれていて実にフランクでアットホームな雰囲気です。

中華そば600円、チャーシューメン800円、大ロースチャーシューメン1000円、塩ラーメン600円、塩バターラーメン700円、赤みそラーメン700円、みそバターラーメン800円、阿波家中華そば900円。
コーチンのスモークハム500円、地鶏の自家製味付けタン500円、限定の焼餃子400円。

阿波家中華そば(塩)を食べました。スープは讃岐地鶏の若鶏と老鶏を丸ごと使い、これに鯛のカマ塩干し、焼きアゴといった魚系も使っています。この日は特別にさらに紀州和歌山産のメジマグロの荒節も加えたそうです。塩は生の海藻1Kgから10gしか取れないという海藻ミネラル塩を使用。
表面に鶏油が浮かび、濃厚で鶏の旨みが実に良く出た、まろやかで深いコクのある味わいです。
自家製のストレート麺は、防腐剤ゼロの生地を伊達地鶏の産みたての玉子でつないで打ったもので、打ち立てでしんなりした歯ざわりの優しい食感で、スープと良くなじんでいます。
具は讃岐コーチン地鶏の団子、知多半島産の地豚肩ロース・地豚タン、海苔、メンマ、刻みネギ。地豚ロースは柔らかく味付けもしっかり、地豚タンはスモーキーで香ばしく肉の旨みが閉じ込められていて実に美味しい。

阿波家中華そば(正油)は鶏油がやや少なめですが、こちらも鶏の風味が良く出ていてこちらも美味しいです。 (01.10.20)

今日は中華そば+伊達鶏煮玉子。今日のスープはさくら家時代に比べると、ずいぶん表面の鶏油が少なく、さっぱりしながらも鶏の旨みがしっかりと出ています。打ち立ての麺はしなやかでふんわりした優しい食感。具のチャーシューは肉の旨みが良く出ており、柔らかくて美味しい。
伊達鶏煮玉子は、黄身までしっかり味がしみこんでいて、しっとりした半熟でこれまた美味しい。
(01.11.17)

新たなメニューとして土曜日限定6食のホームランラーメン(1200円)、トンコツベースの久留米ラーメン(700円)が登場していました。
今日は今月15日頃から発表する創作ラーメンの青辛温泉を作ってもらいました。他に特製餃子(カレー風味)、伊達鶏のタタキ。
ベースのスープは塩か久留米(トンコツ)を選びます。今日は久留米で頼みました。独特の辛みをつけたニラ、博多ネギ、三つ葉が器の回りを囲み、中央には伊達鶏の温泉玉子が入っている独特な味わいのラーメンです。
30種類の材料を使った特製餃子はほんのりカレーの風味がして回りをパリッとした皮で覆われ、中身はジューシーで美味しいです。(02.02.09)

今日は阿波家では本日のみ限定の海赤(かいせき)みそラーメン(800円)。
従来の自家製赤みそに海老、あみみそを大量に使い、さらにカキとホタテのエキス、店主の多田氏が自ら鹿島沖に潜って採った今年度産のシーリ貝エキスをたっぷり使用したタレにコクと甘みには紫いもとココナッツミルクを加えたそうです。スープはこれだけの素材を使うとくどくなるかと思いましたが、実際は味噌は前面に出ておらずふんわりと貝の風味が漂ってくるさっぱりした味わいです。具は、中にシーリ貝の身が入った地鶏のつみれ団子、海苔、メンマ、刻み青ネギ。
なお、このメニューははりまやで土日限定で提供される予定です。(02.09.14)

市場には出ていない讃岐コーチンの親鶏が入手できたので「禁断のラーメン地方版」として4日間限定で「讃岐コーチン親鶏塩ラーメン」(800円)が出されました。
麺:国産小麦粉あやひかりとスーパーカメリアのブレンド粉に コーチンと土佐ジローの生みたて玉子をつないで白ワインと モンゴル岩塩を加水にした自家製麺。
主スープ: 市場には出ていない讃岐コーチンの親を使用。
他スープ: 栃木産和牛のアキレス、地鶏のゲンコツ及び皮、 土佐ジローのかんむり、根コンブ、メジマグロ節、 焼アゴ、香味野菜。
タレ: シーリ貝(ムラサキイ貝)と赤ワインから作った白タレ錦海を使用。
塩: 小笠原産のムーンソルト塩と100%海草から抽出した天然藻塩を 1対1でまろやかさの中にもキレがある自然塩でまとめたもの。
チャーシュー: 知多半島のサツマイモを主原料として育った ナチュラルポークを使用。
なると: アジ、いとより、棒ザメのすり身にホタテで中をレイアウト した自家製なると。
海苔: 青板のりを使用。
こだわりの素材で作られたスープはすっきりとした味わいで上品にまとまっています。 しなやかで優しい食感の麺はスープとしっかりとなじんでいます。 (02.12.15)

毎年年末に開催される秘鶏ラーメンフェアの特製塩ラーメン。今年は七面鳥の塩ラーメン(900円)。
七面鳥の丸ごと2羽入りスープ。
エビと太刀魚と石鯛で練り上げた皮に包まれた讃岐コーチンの 煮玉子。
北海道の根コンブ入り自然塩を使った塩ダレ。
烏骨鶏玉子を使用したハルユタカと日東のてんだん、 加水にギネススタウトビールと使用した麺。
国産ナチュラルポークのチャーシュー。
贅沢に七面鳥から採ったスープはまろやかでクセのない旨みがじんわりと感じられ、切れのある塩ダレにふわっとした自家製の麺がなじんでいます。煮玉子の回りを包んだ練り物は魚介の風味が溶け込んでいます。大振りで厚さ1cmはあるチャーシューは適度に脂身が入り柔らかな食感で旨みがあります。
儲けよりもお客様に喜んでもらおうという姿勢が感じられる一品で都内だったら2000円近い値段をつける店もありそうですが、これだけの素材を使っていながらこの価格で提供してくれるのには感謝します。(05.12.23)